特集

BLINDMAN 「Re-rise tour 2010」ワンマン密着レポート

TEXT:加藤伸太郎 PHOTO:ヨコマキミヨ

前日の大型台風をも吹き飛ばす勢いを持ってやってきましたBLINDMAN「Re-rise Tour 2010」のワンマン!原宿アストロホールにて、本日BEEASTは“密着取材”を決行します!密着レポートは特集の中でも人気のコーナーです。BEEASTスタッフは、お昼から会場にお邪魔して頑張ります!まずは着々とセットが進む中を見学。アストロホールには、今夜のBLINDMANのワンマンを成功させるべく、実に色々な人が仕事をこなしています。
 
ライブを見るだけではわからない、裏側の苦労も拝見できる機会なので、同じアーティストである僕、伸太郎的には、勉強をたくさんしたいと思っております!やはり素晴らしいステージの裏には汗と涙!です。そんな中、僕に「OZZY!」と向かってくる男性が!彼こそBLINDMANの土台を支える村上“COZY”克敏(Drums)!僕のTシャツが“Ozzy Osbourne”なので、それを見つけてフレンドリーに話しかけてくださいました!そして他のメンバー、中村達也(Guitar)・高谷“ANNIE”学松井博樹(Keyboard)・山本征史(Support Bass)も、気さくに話しかけていただいたり、がっつり握手!をしていただいたりと、あたたかいBLINDMANに感激です!
 

2010.10.31 BLINDMAN 「Re-rise tour 2010」 ワンマン密着

13:00~ 機材搬入セッティング

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15:00~ サウンドチェック

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17:00〜 開場

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さて、いよいよライブが近づき、徐々に高揚感漂う会場には、すでにたくさんのオーディエンス!BLINDMANファンが、いまかいまかと待ち望んでいる中、シンフォニックなSEとともに会場大歓声!メンバー登場に今夜も熱くなることが確定!高谷“ANNIE”学のタイトルコールで、「Running wild」がスタート!轟音(ごうおん)が会場に鳴り響く!これぞハードロックなリズム隊、山本征史村上“COZY”克敏の極太な重低音に、エモーショナルな中村達也のギターが重なり、松井博樹のキーボードが加われば、まさにBLINDMANサウンド!分厚いコーラスワークもBLINDMANの魅力!今夜は突っ走るぜ!という気迫が伝わってきます!
 
オーディエンスは満面の笑みを浮かべてサウンドに酔ったり、BLINDMANにパッションのすべてをぶつけている人もいます!「Looking for your heart」では高谷“ANNIE”学が、手拍子をあおります。BLINDMANのメンバーは、皆、躍動感のあるアクションが決まってます。特に松井博樹の、髪を思い切り振り乱しながらもオーディエンスに笑顔で対応しつつ鍵盤を弾く姿!実にカッコ良い!そして、僕、伸太郎はギタリストなので、やはり中村達也のレスポールから繰り出される音に耳がいきます。音の粒立ちがはっきりしていて、一音一音を大切に、かつワイルドに弾かれているのがわかります。凄い!
 
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高谷“ANNIE”学のとてもあたたかい感じのMCをはさみながら、会場はさらにヒートアップ!新譜『Re-rise』からの「I need you too bad」が始まると、山本征史の下っ腹あたりにドーンと響くベース音がたまりません!すべての低音が絡み、シャッフルビートに乗せて繰り広げられるこの曲では、ベースのハイフレットを多用する難しいプレイをこなしながらハーモニーコーラスもキメル山本征史のテクニカルさに惚れそうです!「Blame your self」では速いビートで加速し、たたみかけるラストのスリリングな展開が最高!会場は完全にBLINDMANの世界に染まっています!
 
「今日は長いよー」というMCで会場を和やかにしつつ、集大成と銘打った新譜『Re-rise』からの「Foolish clown on the mess」。この曲は展開がとても素晴らしく、松井博樹のハモンドオルガンが効果的に加わり、ラストにかけてのシンセサイザーへの切り替わりでは、まるで過去から未来へタイムトリップしているかのような感覚におちいるほど、引き込まれてしまいます。「Without a word」は、高谷“ANNIE”学の歌が特に生える曲です。サビでのオーディエンスとの熱い掛け合いに感動です!そして「Let me down」へ。高谷“ANNIE”学の歌声は、本当に一度聞いたら忘れられない日本人離れした声で、僕も初めてCDを聞いた時は、完全に洋楽のCDだと思ってしまいました。
 
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「Never coming again」。イントロから疾走力抜群のこの曲では、山本征史がベースを刻みながらの大きなヘッドバンギング!村上“COZY”克敏のツーバスが本当に気持ちの良い一曲です。あれだけ大きなインチのバスドラムを2つ踏みこなす彼のドラムは、BLINDMANのライブサウンドの要でもあると思います。勢いは止まらず「High-handred mask」へ。ここではキーボードのソロが導入され、オーディエンスの手拍子がとまらない!
 
一転変わってバラードな「Alone with sorrow」。ギターのアルペジオに合わせ、素敵なベースラインを奏でる叙情的な曲。そしてギターソロは、中村達也の本領発揮!まさに“泣きのギター”!オーディエンスだけでなく、関係者もそのプレイに完全に釘付けです。どこまでもエモーショナル!そしてMCでは山本征史がトークに参加、今回の『Re-rise Tour 2010』は本当に楽しく、道中も揉め事なく笑いっぱなしの楽しいツアーだったそうです。メンバー全員が本当に楽しそうな笑顔です。激しく刻まれるギターリフから始まる「To the end」は、もうギターリフの雨あられ!完璧なタイム感で刻まれるギターには脱帽です。
 
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ステージはパワフルな村上“COZY”克敏のドラムソロへ!会場もかなり大きく盛り上がり、手拍子とともにハモンドオルガンがスパイスとなり、聴きごたえ抜群!日本でハモンドオルガンを導入したロックバンドは少ないので、生でそれが観れるのは感動です!よだれが出そうです!「Pain of love」ではオーバードライブの聞いたベースで山本征史のソロタイムに突入。 ワウペダルも絡めたこのソロに、なんと中村達也も加わり、掛け合いのソロが始まります!途中二人が面と向かってまるでバトルのように弾き倒す!このパフォーマンスは凄い!もはや会場は興奮MAX状態。そのまま「Follow」へ。
 
かなりの曲数が終わっているにもかかわらず、客席の一番後ろまで、手拍子と声援が上がっています。BLINDMANも凄いけど、ファンのパワーも凄いです!そして「Hot blood」へ。終盤にむかって突っ走っていくBLINDMAN。「Why did you come back?」の軽快な曲に、会場は“ぴょんぴょん”とジャンプ!サビでは振り上げられたコブシとともにBLINDMANと会場が完全一体となり歌います!キーボードと歌で始まる「Being human」。この曲は綺麗に歌い上げられるスローバラード。ギターはこのために持ち替えられたであろうレスポールのギターで、甘く切ないフレーズが弾かれ、オーディエンスはただその音に酔いしれています。BLINDMANの楽曲の多彩さには、本当に驚かされるばかりです。
 
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高谷“ANNIE”学中村達也のハーモニーコーラスが絶品の「…in the dark」!とても印象的なサビに、しびれてしまいます。ラストは「The touch of gray」。疾走感バッチリのナンバーでシメてきます。キャッチーなサビと王道のギターソロではクラシカルなフレーズを弾きまくり!まさに圧巻!スウィープピッキングもたまらない!ここで終演とはいかず、もちろんアンコールに突入!「Silence of fate」は松井博樹が一人で登場。イントロに合わせて他のメンバーも登場。スローハードバラードを高谷“ANNIE”学は衰えを知らないその声で、歌いあげます!
 
ギターのダウンピッキングで刻まれる「Awaking star」。この曲は爽やかなサビとBLINDMAN流のハードロックが見事な一曲。素晴らしい!もっと聴きたいというオーディエンスの声に、2回目のアンコール。山本征史のMCから「Waiting for the day」。フロント3人がステージ前に並んでの演奏はカッコ良すぎ!これぞライブ!山本征史中村達也のコーラスマイクに駆け寄り、2人でハーモニーコーラス!たまりません!そしてさらなる要求に、三回目のアンコールが!高谷“ANNIE”学のこの日初めて聴いた“ハイトーンシャウト”に、背筋からゾクゾクっときたのは僕だけではなかいでしょう!凄い! 曲はお待ちかねの「Living a lie」でフィニッシュです!なんと興奮冷めやらぬ会場からの更なるコールに再びメンバーが登場。「もう出し尽くしました」と笑いを誘い、「また会いましょう!」と舞台袖へ。
 
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今夜はライブの演奏曲数も多く、本当に大満足のライブ!オーディエンスはたっぷりとBLINDMANの熱いシャワーを浴びて、びっしょり濡れている人もいます。会場の熱気はそのまま物販席へ繋がっていきます。途中からメンバーも登場して、物販席でのファンサービス。和やかな雰囲気の中、僕は会場入りした時のBLINDMANのあたたかさを思い出していました。バンドがあたたかいということはファンがうれしいだけでなく、関係者も良い気持ちで仕事ができます。これって凄く大切なことだなと勉強になりました。
 
僕も頻繁にライブ活動をしていますが、ただロックするだけでなく、あたたかさについて考えていきいたいと思います。今日のライブ会場には本当のライブがありました。つまり音を楽しむだけでなく、ステージの雰囲気や動き、そして空気感。CDを聴いているだけでは体験できないこの空気感は、足を運ぶことで必ず味わえます。もう年内のBLINDMANのライブは無いようですが、2011年はぜひこの空気感を味わいに、BLINDMANのライブに足を運んでください!
 
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21:30~ 終了撤収

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◆BLINDMAN 公式サイト
http://www.blindman.jp/
「Re-rise Tour 2010」ワンマン
◆セットリスト

M01. Running wild
M02. Looking for your heart
M03. I need you too bad
M04. Blame yourserf
M05. Leave me alone
M06. foolish clown on the mess
M07. Without a word
M08. Let me down
M09. Never coming again
M10. High-handed mask
M11. Alone with sorrow
M12. To the end
M13. Pain of lobe
M14. Follow
M15. Hot blood
M16. Why did you come back?
M17. Being human
M18. …in the dark
M19. The touch of gray
M20. Silence of fate -encore1-
M21. Awaking star -encore1-
M22. Waiting for the day -encore2-
M23. Living a lie -encore3-


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